八戸の陸奥湊のいさばに初訪問。何とも良い感じの古さに浸る。

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八戸旅行2日目、朝は館鼻岸壁の朝市に行ったのですが、そこではベトナムのフォーだけ食べて、私は陸奥湊の駅へ向かったのでした。

そして、陸奥湊の駅に差し掛かった時、昔ながらの市場街が、どこもオープンしているのに気がつきました。

おお、これは寄ってみねば!と思い、初めて陸奥湊の市場を訪ねたところ、これがまた、古い物好きの私のおめがねに叶う、古びた鄙びた感であふれているではありませんか。

そして買い物をしながら、「いさばのかっちゃ(市場全般関係のおかみさんたち)」に話を伺うと、なんとこの伝統ある建物、1か月後にはとり壊され、1年後に新しい建物になるというではありませんか。

そしてその間は、近くの信用金庫跡地に、仮住まいで皆さんそこで営業するとのこと。

そういえば、確かにお店の方々の話題は、「はー、ここも後1ヶ月で亡くなってしまうねー。寂しいねー」という声が聞こえていたような気がします。

後1ヶ月で取り壊されるこの市場に、偶然来ることができて、刺身とビールをいただけた幸運もありますが、それよりも何よりも、こんな情緒あふれた建物を取り壊すことに、私は何か怒りさえ覚えたのでした。

理由としては、耐震構造に問題があり、このまま使い続けることはできない、とのことですが、だからと言って、取り壊すなど、あまりに口惜しい。

私は、古いものには、全てに心があると思っています。

建物は然り。その辺にある置物や民芸品、ポスター、赤茶けた調度品まで、全て誰かが、それに想いを寄せて、そこに置いたはずなのです。

そして本人はそれを見て、安心するだろうし、旅人はそれに想いを馳せることができます。

この置物は、誰がどんな気持ちでここに置いたのだろうと、感慨に耽ることができるのです。

それが古いものの楽しみ、歴史というものだと思います。

それを、地震が来たら危ないから壊すなんて。

そりゃ、地震で建物が崩れたら、元も子もないですが、あまりに残念すぎる。

新しいものも嫌いではない。新しいものにも、それはそれで良さがあります。

でも、でも。何とも言葉にならない気持ちが込み上げてきますね。

それでも、そうやって決まってしまっているものは仕方がない。

ということで、画像を何枚か撮影して、目にも形にも焼き付けたのでした。

後1ヶ月のうちに、また来れるかな。

2階のお土産屋さんのかっちゃは、また会いに来てね、とにこやかに微笑んでくれた。

私の旅の1ページに、また大切な訪ねる場所ができた。

陸奥湊の市場に、また来よう。

ゴールデンウィークなのに、人はまばらですね。やはりコロナが響いているんでしょうか。
青森ののっけ丼のようなシステムです。
2階でただひとり、乾物系のお土産をたくさん売っているかっちゃ。また来てねと言ってくれました。
いさばのかっちゃのインパクトはものすごいです。
美味しそうな魚介類がたくさん売っていましたよ。
皆さん想い想いに食事をしています。
八戸陸奥湊の市場で刺身とビールを食す
八戸陸奥湊の市場で刺身とビールを食す2

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